なるべく早い段階から感覚統合の知識を得て、子どもの行動(様子)から、有効な運動をさせてください。その運動を日常化していくと、身体のだるさが改善されていきます。また、神経伝達の混乱、身体を止めることが難しいなどで、毎日起こっている事項への理解がし辛くなっているのです。例えば、皮膚感覚(質感、重さ、痛さ、温度)、味覚(食べ物の好き嫌い)視覚(板書理解、指示語把握の難しさ)聴覚(聴覚過敏、言葉への理解)の敏感さ鈍感さが彼らの理解(学習)を妨げているのです。つまり、小さい頃の運動(遊び)、運動神経と感覚神経の統合は勉学向上に極めて重要になります。小学1年生で、授業中、後ろで観察してもそれと分かるぐらい、ちゃんと座っていることが出来なかった子、授業中に鼻水を付けた指をなめて自己刺激していた子が、毎週、家で感覚統合やビジョントレーニングを実行していただいたことで、1年も経たずに、後ろで観察して、全くそれと分からないほど、しっかりと授業が受けられるようになっていました。